コーチングとは、相手が前進できるようサポートするためのコミュニケーションスキルです。“前進”とは、ビジネスにおいて成果を上げたり、問題や障害を解決したりすることです。『ひとは、自分で答に行き着いたときだけ前進できる』それは、ひとは皆、“答”を自分の中にもっているからです。誰かに命令されても素直には動けません。
コーチは、質問をして、話をよく聴いて、そして受け入れます。このような循環型の会話によって、コーチと相手との確かな信頼関係が生まれ“前進”が導かれるのです。

フレックスコミュニケーションのコーチングは、気の利いた質問で外側から気づかせていくコーチングではありません。このようなコーチングをされるとクライアントは「さすがコーチング!」と感じることはありますが、深い「気づき」には至っていないことが多いのです。
我々は、クライアントの本質から発せられるわずかな信号を手がかりに答を導くことを大切にします。つまりクライアント自身から出てきた言葉や感情にフォーカスし、それを深めていくことで意識の奥へと向かい、クライアントの本質にある答を共に探していきます

初めてコーチングを受ける方は、コーチから「自分とは観点の違う」質問を受けると、嬉しくなります。そして、それがコーチングだと思ってしまいます。その結果、「次はどんな観点できいてくれるのだろう」と待ちます。実は、あなたのその気持ちそのものが、既に「自立」ではなく、コーチに対する「依存」なのです。これでは、「課題」のもっとも近くにいるあなた自身が「課題と向き合えない」事態が起こります。
コーチングを受けてみようと考えている方は、コーチの「観点を変える質問」は場合によっては、あなたの「深い思考」の妨げになり、知らず知らずの間にコーチに依存することで「成功者」としての力強いあゆみが損なわれていくかもしれない、ということを知ってください。

フレックスコミュニケーションは「気づき」型コーチングです。コーチングセッションの現場そのものでは、目立って何も起こりません。ただし、コーチングとコーチングの間、つまり一週間の間にあなたは行動を起こし、成長するという自分の変化に気づけるのです。